Smart Facial Care の歴史
Smart Facial Care は、元々は人にやさしいビムラー機能矯正法(Bimler Functional Orthopedics)として、ドイツのBimler 先生(機能的矯正法の父と呼ばれています。)が提唱した手法に基づいています。なるべく外科的な手術をしないで歯科矯正が必要な患者さんに適切な処置をしたいという思いから考案された手法です。私たちはそれを実地に検証していく中で、単に歯の矯正というだけではなく、顔の形の美的な改善やスムースな呼吸による健康増進という範囲にまで応用が可能であることを確認して、それを一般の方々に普及させる努力をしています。
Bimler Functional Orthopedics の構成
- ビムラーセファロ分析(Bimler Cephalometric Analysis)による分析
- ビムラーの矯正装置(Bimler Appliance)によるケア
Bimler Cephalometric Analysis
その手法をベースに、IAO (インターナショナル矯正学会)がその意思を継いで不要な外科手術をしない機能矯正として発展させています。岩附はIAOのフェローであり日本支部の代表でもありますので、さらに機能矯正の手法としてだけでなく、日本人に適するより積極的に顔の機能美の追求やスムースな呼吸による健康増進という概念で Smart Facial Care を発展させています。
- Bimler先生の矯正歯科治療を正式に受け継ぐ岩附
- 歴史的価値のある Bimler先生の実治療データ(レントゲン写真やデータ)を半数(数千点)保管している
- 残り半数はハバナ大学に保管されている
- Bimler先生の手法をより近代的に進化させている
- 弟子の歯科医の方々が岩附の講習を受けながらケアを実践中
- 講習を受けた生徒(歯科医)は五百人以上
- 歴史的価値のある Bimler先生の実治療データ(レントゲン写真やデータ)を半数(数千点)保管している
- 治療技術自体はすでに多くの実績とデータがある(15000件以上)
- Smart Facial Care はその実績と経験を、より患者さんに提供しやすいように、デジタル化・システム化していきます。
Bimler 先生の略歴( IJO誌 Vol.14 No.3 Fall 2003 )
私たちは、治療データのデータベース化、教材(テキストやビデオ)のデータベース化、診断システムの構築、個々人に合わせたツールの製作、患者と歯科医のコミュニティーの形成により、Smart Facial Care の健全な普及を目指しています。
X線画像などによるビムラーセファロ分析(Bimler Cephalometric Analysis)とそれに基づくケア方法の選定、個々人に合わせたツールの製作がケアの第一歩となり、トレーニングを積んだ歯科医による専門的な判断が必要となります。
私たちは、膨大な治療データのデータベース化(容易な検索システム)から始め、将来的に診断をAIがサポートするシステムの構築を目指しています。